導入事例
120年以上の歴史を持ち、多くの卒業生が経済界をはじめ、各界で活躍されている東京経済大学は「社会科学」を実践的に学べる文系総合大学です。
WEB-Transer@ホームページを導入いただいた東京経済大学広報課のご担当者様に、導入のきっかけや導入後の効果、そして今後の展開についてお話を伺いました。
※本事例の内容は、取材日（2022年5月）時点の情報となります。
東京経済大学の理念・魅力についてお聞かせください。
本学は創立122年目を迎え、「進一層」「責任と信用」を理念としています。現在は、約6700名の学生が在籍しています。
「アカデミズムに裏打ちされた実学教育」「大学らしい大学」をテーマとし、多摩を拠点に世界へ発信しつづける中規模社会科学系総合大学として、教育・研究活動を行っています。
現在は、「考え抜く実学。」をブランディングワードとして、特にゼミ教育に力を入れ「考え抜く実学。」の実現を目指しています。学生には、答えのない問題に対するアプローチ能力や、実社会の中で自分の最適解を求め考え抜くことができる人材に育って欲しいと考えています。
国分寺キャンパスは、キャンパス内に「東京の名湧水57選」に選定される新次郎池が所在するなど自然豊かな環境で、全ての学生がその国分寺キャンパスで大学生活を過ごすことができる点は、強みのひとつです。
卒業生は、世界各地・各業界で活躍されている方々も多く、卒業生のネットワークも強いですね。
サイトの多言語化を検討され始めた際のきっかけや課題はありましたか？
文部科学省の中央教育審議会の答申「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」に基づく大学の中長期計画のひとつとして「多文化共生」を掲げ、まずは環境整備として大学公式サイトの英語化を本格的に検討することになりました。
当初大学公式サイトのCMSでの英語ページ作成を考えましたが、翻訳ページの制作費用、対応するスタッフの作業量や英語力に左右されると思われ、CMS内での多言語対応は見送りました。
これまでは、日本語ページと同内容の情報を限定し英語ページを作成していましたが、今後は内容を限定せずに日本語ページと同等の情報量を外国語ページにも反映したい、という意向もありました。
当社の自動翻訳サービスを知ったきっかけを教えてください。
大学公式サイトの制作会社に多言語化の相談をしたところ、CMSとの互換性は未確認とした上で、複数社の自動翻訳サービスを紹介いただきました。その内の1つが御社のサービスだったのでお問合せをしたのが最初です。
導入検討時に他社との比較もされましたか？
前提として、英語を使用する教員や関係者に多く見られる環境ですので、無料サービスを使用するのは考えておりませんでした。その上で、数社に実際に問い合わせをしてサービス比較をしました。
1社目のネックになった点は、ページビュー数や翻訳対象ページ数によって費用が変わるということです。恒常的にページ追加等のサイト更新が行われるなか、予算確保の面で難しいと考えました。
２社目は、導入にあたり日本語でのサポート対応に不安があり見送りました。
『WEB-Transer@ホームページ』導入に至ったポイントを教えてください。
御社の『WEB-Transer@ホームページ』は、定額で安価に利用できる点が魅力でした。最初にご説明にいらした担当者の方も親身に対応していただき、導入検討時の相談をしやすかったのも良かったです。
機能に関しては、テストサイトで実際にデモを見せていただき、使いやすい印象を持ちました。導入後誰でも同じように訳修正等の操作の容易さは重要かと思います。導入前のトライアル利用でも、細かな要望に対応していただき、導入時の作業や導入後の運用についてもイメージを持てたこともありがたかったです。
また、AI翻訳エンジンを利用したサービスで、今後も翻訳精度の向上が見込める点も導入の後押しになりました。
導入された効果としてはいかがですか？
導入後の英語サイトに関しましては、期待以上の反応をいただけていると感じています。特に、英語サイトを見てもらいたい協定校の教員や関係者の方々から高評価をいただけました。「こういうツールが欲しかった！これのおかげで自信をもって大学を紹介できるよ！」と、ある教員の方から直接連絡をいただいた事は嬉しかったですね。
これを機に、少しでも海外からのアクセスが増加したり、本学を知ってもらえる方が増えてほしいと思っています。
今後の課題点や、展開についてお聞かせください。
協定校や外国の方に本学を知ってもらうには、今回の英語ページ作成で一つの良い武器が持てたかと思いますので、本学の魅力がより伝わるように広報活動をしていきます。
詳細なお話を伺うことができ、当社も大変勉強になりました。
本日はお忙しい中、有難うございました。
船清 