Microsoft Edgeで海外のWebサイトを閲覧している際、「この記事が日本語で読めたら便利なのに」と感じた経験はありませんか?実は、Edgeには標準で高性能な翻訳機能が搭載されており、追加のソフトをインストールすることなく、簡単な操作で外国語のページを日本語に翻訳できます。
この記事では、Edge翻訳の基本的な使い方から、知っていると便利な設定方法、そして「翻訳できない」といったトラブルの解決策まで、幅広く解説します。
Microsoft Edgeの翻訳機能とは?
Microsoft Edgeの翻訳機能は、ブラウザに初めから組み込まれている便利な機能です。海外のニュースサイトやECサイト、論文などを閲覧する際に、言語の壁を気にすることなく情報収集を行えます。まずは、その基本的な特徴から見ていきましょう。
標準搭載で追加設定は不要
Edgeの翻訳機能は、ブラウザの標準機能として提供されています。そのため、Google Chromeの拡張機能のように、別途何かをインストールする必要はありません。
Edgeをインストールしたその日から、すぐに使い始めることができます。この手軽さが、Edge翻訳の大きな魅力の一つです。
高品質なMicrosoft Translatorがベース
Edgeの翻訳機能は、マイクロソフトが開発したAI翻訳サービス「Microsoft Translator」の技術を利用しています。
このサービスは100以上の言語に対応しており、ニューラル機械翻訳技術によって、年々その精度は向上しています。そのため、単語を直訳するだけでなく、文脈を読み取った自然で理解しやすい翻訳結果を得ることが可能です。
Edge翻訳の基本的な使い方
Edge翻訳の使い方は非常に直感的です。Webページ全体を一度に翻訳する方法と、気になる部分だけを選んで翻訳する方法の2つを覚えておけば、ほとんどの場面で困ることはありません。
Webページ全体を翻訳する
英語や中国語など、日本語以外の言語で書かれたWebサイトにアクセスすると、アドレスバーの右端に翻訳アイコン(「A」と「あ」が組み合わさったようなマーク)が表示されます。
- 翻訳アイコンをクリックすると、「このページを翻訳しますか?」というポップアップが表示されます。
- 翻訳先の言語が「日本語」になっていることを確認し、「翻訳」ボタンをクリックします。
- これだけで、ページ全体のテキストが日本語に翻訳されます。
一度翻訳した後、元の言語に戻したい場合は、再度翻訳アイコンをクリックし、「原文のページを表示」を選択すれば簡単に切り替えられます。
選択したテキスト部分を翻訳する
ページ全体ではなく、特定の単語や文章の意味だけを知りたい場合に便利なのが、選択翻訳機能です。
- 翻訳したいテキストをマウスでドラッグして選択します。
- 選択した部分の上で右クリックします。
- 表示されたメニューから「選択範囲を日本語に翻訳」をクリックします。
- 画面の右側に翻訳結果が表示されます。
この機能を使えば、文章の大部分は自力で読めるけれど、一部の単語だけ意味を確認したい、といった場合に非常に役立ちます。
Edge翻訳の便利な設定方法
Edge翻訳は、設定をカスタマイズすることで、さらに使いやすくすることができます。ここでは、代表的な設定項目を紹介します。
特定の言語を常に翻訳するように設定する
特定の言語のページは、アクセスするたびに自動で日本語に翻訳されるように設定しておくと便利です。
- 翻訳アイコンをクリックした際に表示されるポップアップで、「[言語名]から常に翻訳する」のチェックボックスをオンにします。
- これにより、次回以降同じ言語のサイトを開いた際には、自動的にページ全体が日本語化されます。
この設定は、Edgeの設定画面からいつでも変更可能です。
翻訳機能のオンとオフを切り替える
翻訳機能自体が不要な場合や、手動で操作したい場合は、翻訳の提案をオフにすることもできます。
- Edgeの右上にある「…」(設定など)をクリックし、「設定」を選択します。
- 左側のメニューから「言語」を選びます。
- 「自分が読み取ることができない言語のページの翻訳を提案する」という項目のスイッチをオフに切り替えます。
この設定をオフにしても、ページ上で右クリックして「日本語に翻訳」を選択すれば、いつでも手動で翻訳機能を利用できます。
Edge翻訳ができない・表示されない原因と対処法
便利なEdge翻訳ですが、時々「翻訳アイコンが表示されない」「翻訳に失敗しましたと表示される」といった問題が発生することがあります。その主な原因と対処法をまとめました。
| 原因 | 対処法 |
| 翻訳設定が無効 | Edgeの設定画面で「言語」を開き、「自分が読み取ることができない言語のページの翻訳を提案する」がオンになっているか確認します。 |
| Edgeのバージョンが古い | Edgeの「設定」→「Microsoft Edgeについて」を開き、ブラウザが最新の状態であるかを確認し、必要であればアップデートします。 |
| インターネット接続が不安定 | 安定したネットワーク環境で再度試します。ページの再読み込みで解決することもあります。 |
| Webサイト側の問題 | JavaScriptでコンテンツを表示しているなど、サイトの構造によっては翻訳機能が正常に動作しない場合があります。この場合は、テキストを選択して翻訳する機能を試してください。 |
これらの対処法を試しても解決しない場合は、ブラウザの再起動や、不要な拡張機能を一時的に無効にしてみることで改善される可能性があります。
Edge翻訳の精度と他のツールとの連携
Edge翻訳は非常に便利ですが、その精度や他のツールとの使い分けについても知っておくと、より効果的に活用できます。
日常的な情報収集には十分な翻訳精度
Microsoft Translatorを基盤とするEdge翻訳の精度は高く、海外のニュース記事やブログ、一般的な製品情報サイトの内容を理解するには十分なレベルです。日常的な情報収集や、大まかな意味を把握する目的であれば、メインの翻訳ツールとして活躍してくれるでしょう。
より高い精度を求めるなら専門ツールも検討
一方で、契約書や技術文書、学術論文など、誤訳が許されない専門的な内容を扱う場合は、Edge翻訳の結果を鵜呑みにするのは注意が必要です。AI翻訳は完璧ではないため、不自然な言い回しや、文脈に合わない訳文が生成される可能性もゼロではありません。
より高い翻訳精度が求められるビジネスシーンなどでは、高精度な翻訳サービスを併用したり、プロの翻訳者に依頼したりすることも検討しましょう。
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まとめ
Microsoft Edgeの翻訳機能は、海外のWebサイトにアクセスする際の強力な味方です。基本的な使い方から便利な設定、トラブルシューティングまでを理解することで、言語の壁を越えて、より多くの情報にスムーズにアクセスできるようになります。
本記事で紹介した内容を参考に、Edge翻訳を日々の情報収集にぜひご活用ください。
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