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翻訳しやすい文章の作り方

日英翻訳: 英文の後編集

ここでは、日→英で翻訳した英文をブラッシュアップするとき、どのような点に注意して修正すればよいか、そのポイントについて説明します。

なぜ、英文の後編集が必要か

「前編集」と同様に、翻訳後には「後編集」が必要です。
日→英を含め翻訳システムでは、日本文にない情報は出力される英文に採り入れることができません。そこで、これらの情報を後で入力する必要があります。

日本語にない情報とは

日本語にない情報とは、どのようなものでしょうか。次の情報が日本語には欠落していると考えられます。

  • 単数・複数の概念
  • 冠詞の概念
  • 時制の一致
  • 代名詞(主格および目的格)

単数・複数の概念

まず、単数・複数に関して考えてみましょう。
「私は入院してから、初めて足で立った」という文章では、「足は2本」です。しかし、「私は足でボールを蹴った」という文章では「足は1本」です。このように日本語には、常識で理解できる範囲で複数情報が省かれています。
また、可算名詞や不可算名詞もありません。
日→英では、基本的に複数を示す情報(例: 二人の、多くの)がある場合は、複数形で翻訳されます。ただし、このような複数を示す語があっても、その語句によっては複数形で表示されないこともあります。

冠詞の概念

定冠詞、不定冠詞という概念は、日本語にはありません。
英語においても実際には、同一の単語でも文脈によって"the"になったり、"a"になったりします。結局は前後関係の文章によって冠詞が変化するのです。したがって、このような冠詞を単語の属性として定義することは不可能です。

時制の一致

英語には、現在進行形、現在完了形、過去完了形といった日本語にはない表現方法があります。そして、これらの表現によって「物事の状態や順序」が明確に示されます。これに比べ、日本語では、物事の順序や時制に関して厳格ではありません。
たとえば、「この笛が鳴ったら、ボタンを押してください」という文章を翻訳する場合を考えてみましょう。「ボタンを押す」のは、「笛が鳴った後」なのか、「笛が鳴ると同時」なのか、「笛が鳴っているとき」なのか、そのタイミングがはっきりとはわかりません。
また、2つ以上の文からなっている文章では、最後にくる文の動詞が全体の時制を決定します。つまり、「彼が情報を公開する(現在形)と、会社は彼を解雇した(過去形)」は、「彼が情報を公開した(過去形)ため、会社は彼を解雇した(過去形)」と同様です。

代名詞(主格および目的格)

前編集でも説明したように、日本語では、主語や目的語になる代名詞が省かれるケースがあります。それは、省いても文脈から理解できるからです。しかし、英語には必要な語句なので、後編集で加える必要があります。

後編集のポイント

後編集を行うときのポイントは、以下のとおりです。

【ポイント】
  • 名詞の単数形および複数形をチェックする
  • 特定の事物を示す場合は、冠詞を付ける
  • 時制を一致させる
  • 省かれた主語と目的語を入力する
  • 前置詞をチェックする
  • 関係代名詞をより最適な関係代名詞に変える
    (関係代名詞に付属する前置詞の位置も確認する)
  • 正しい係り受けになっているか確認する

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